みなさん、こんにちわ。
この開業に向けて学んできたこの行政書士実務講座もついに今回で受講を終えることができました。私はアガルートの講座を受講してきましたが、まだ会社勤めの私の状況からするとボリューム、費用を考えるとちょうどよかったと思います。内容については、講師陣への不満は多少ありましたが、この幅広い行政書士の業務の概要を一通り学べたと思っています。深い部分はこれから自主的に知識を掘り下げていこうと思います。
さて、最終の講義内容は補助金についてでした。補助金をメイン業務としている先生がどれほどいるかわかりませんが、この講座は非常に役に立ったと思っています。アガルートの講師陣の中で一番説明が簡潔かつ具体的な先生でした。
補助金も前回の会社設と同様、会社の代表者等に喜ばれる業務です。「補助金」は経済産業省系が多く、「助成金」は厚生労働省系が中心として実施されています。補助金と助成金の違いにてついては、まず、上記のように主管が異なることと、補助金は、主に事業の支援が目的であり、支給額が比較的高額であることが多く、審査があります。一方、「助成金」は、主に雇用の促進・労働環境改善等が目的とされ、比較的少額のものが多く、原則要件を満たしていれば、受給できる可能性が高いとされています。補助金・助成金とも原則返済不要です(不正受給した場合等は返還が必要です)。
行政書士としては、補助金を扱うこととなりますが、講義で学んだポイントは、補助金の予算額が大きいことが重要です。そうすると支給額が高くなるため、行政書士が申請手続きを行えば、多くの報酬を得ることができます。ただ、上記のように審査がある以上、事前の調査も必要ですし、多くの書類の作成・収集が必要となります。また、応募期間も短い場合があるため、どの補助金が実施されるかなど事前に調べておくことが重要だと思います。
補助金で主なものは、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT補助金、事業再構築助成金等があります。上記のように補助金は、事業を支援する目的とするため、支給額が高いので、積極に支援したいと思いますが、採択率も考慮する必要がありますし、すべての補助金が支給額が高いというわけではないので、注意が必要です。費用対効果を勘案しながら進めていく業務かなと思っています。
助成金は、労働環境改善等に対する助成金であるため、社会保険労務士の先生が取り扱っている場合が多いです。働い方改革推進支援助成金、キャリアアップ助成金、両立支援等助成金があります。助成金は、要件を満たしていれば、原則支給されるケースが多いです。私も社労士の登録が終われば、補助金と助成金両方使えるようになりたいともっています。
補助金は予算額大きいと先ほど記載しましたが、100億円単位の予算で実行されるものもありますが、一次募集で予算を多く消化されてしまえば、2次募集では採択率がかなり下がることもあるようなので、情報収集と時間の勝負になると思われます。また、補助金の申請は、申請内容以外に加点となる要素があるようです。経営力向上計画、経営革新計画等を作成することが必要となっています。
補助金は公募前に準備する必要があるので、新年度前に主要な補助金の情報を仕入れ準備をする必要がありそうです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
